こんにちは。ボイトレ歴3年以上になるいっせいです
ボイストレーニングを受けるにあたって、なぜ音大声楽科出身のトレーナーを選んだのか、どんなメリット・デメリットがあるのか説明します
僕が音大声楽科出身トレーナーを選んだ理由
僕は、首都圏・大都市圏を中心に校舎スタジオを構えるボイストレーニングスクールに通い始め、初対面の体験レッスン時から、ずっと同じトレーナーのレッスンを受けています
現在、僕のトレーナーは独立開業されていますので、僕も当初のボイトレスクールを退会して、トレーナーについていく形で継続してレッスンを受けています
僕がボイトレを受けたいと思ったのは、長年にわたって間違った歌い方を続けてきたことで、ひどい喉締め発声から抜け出せない状態になっていたため、根本的に直したい、歌の基礎から教えてもらいたいという理由からでした
ボイトレスクールの体験レッスンを受ける前から、「発声の基礎」を学びたいという気持ちが強くあり、かつ「幼少期から歌の才能のある人ではなく、発声や歌唱に苦労して克服してきた人」でないと実体験に基づいた指導は受けられないと考えていました
そこで、偶然ではありましたが、もともとはポップス・ロックから音楽をはじめて、音大声楽科を経て、その後プロとしてクラシック・オペラなど舞台に立たれているトレーナーと出会うことができ、まさに僕が教わりたいと思っていた先生とのめぐり合わせがありました
声楽家からレッスンを受けるとオペラのような声になるのか
僕もレッスン当初は、ポップス・ロックといった歌を上手になりたいだけなのに、声楽家からレッスンを受け続けると、クラシックの発声でポップスを歌うような野太い歌声になってしまうのではないかと心配したこともありました
結論としては、声楽家からポップスのボイトレを受けても、声楽・クラシックのような歌声にはなりません
というよりも、素人が数年ボイトレ受けたくらいで、声楽の発声など到底できるわけないですし、先生が見本としてちょっと歌っただけでも、ポップス発声とはまったく次元が違うレベルの発声であることに衝撃を受けます
したがって、声楽科出身トレーナーからポップス発声のボイストレーニングを受けることについて心配する必要はありません
むしろ、メリットのほうが大きいと思っています
声楽科出身トレーナーのレッスンのメリット・デメリット
音大声楽科出身のボイストレーナーのレッスンを受けることのメリットは、
- 音大で学んだ正しい知識に基づく「発声の基礎」から教わることができる
- トレーナーが正しい「耳」を持っている
- 自身が音大生のときに教わった内容や、現役声楽家として実体験に基づくレッスンが受けられる
- 世間で使われる嘘の情報や業界が作り上げたボイトレ用語は一切使わない
などが挙げられます
一方、音大声楽科出身のボイストレーナーのレッスンを受けることのデメリットがあるかと考えましたが、いまのところ実体験として思いつくことはありません
あるとすれば、すでにボイストレーニングを受けていて歌唱技術も高い人が、スクリームやシャウトなど明確に習得したい技術がある場合は、その専門領域に強いトレーナーを選ぶべきと思います
- ボイストレーナーになるための資格はなく、誰でもボイストレーナーと名乗れてしまう現状がある
- ボイストレーニングを受けるにあたって、正しく発声・歌唱の指導ができる人を選ぶ視点を持つことは大事であり、音大声楽科出身トレーナーを選ぶことも選択肢の1つ