ボイトレ受講生が
ミックスボイスを習得した方法
大手ボイトレスクールで音大声楽科
出身トレーナーのレッスンを受け、
喉絞め発声を克服し、ミックスボイスで
自由に歌えるようになりました。
3年間にやったこと、全部公開します。
レッスン

声を鳴らす位置

声を鳴らす位置

こんにちは。ボイトレ歴3年以上になるいっせいです

  • この記事では、歌うときに声をどこで鳴らすべきなのかがわかります
  • 実際のボイトレレッスンでも、毎回はじめに確認しています

声の鳴る場所は「奥歯」の位置

音大声楽科出身トレーナーのレッスンで、何度も繰り返してやっていることですが、声は奥歯の位置で鳴らします

ここでは、ハミングや母音の発声で、声の鳴る位置を確認する練習方法を書いています。

まずはハミングでリラックスして息を流す

ボイトレのレッスン初期から現在に至るまで、僕のトレーナーは、毎回レッスンの冒頭で声の鳴る場所、声の通り道の確認を行います。

その方法として、まずはリラックスして口を閉じて「ふんーーーーーー⤴」とハミングします。

息の出どころは、お腹から息が出ていると意識して、お腹から身体の筒を通って息が大量にザァー―――――っと頭に抜けていくように、下から上方向に息を流していきます。

 

このときに、自分の内耳でハミングの「ふんーーーーーー⤴」が頭の中によく響いているのがわかりますが、この響きが奥歯あたりで鳴るように確認します。

口を閉じたハミングができたら、口を開けたオープンハミングでも同じように奥歯の位置で鳴らします。

オープンハミングは、軟口蓋と盛り上がった舌がくっつくことで、口を開いてもハミングと同じような響きが得られます。

ハミングからア母音に変えて発声

ハミングで息を大量に流してリラックスした状態が得られたら、今度はできればオープンハミングで「んーーーーーーあーーーーーー」に途中でア母音に変えてまっすぐ発声します。

このとき、「あーーーーーー」と発声した声が奥歯の位置で鳴っていることを確認します。

 

僕は、これまでのレッスンで、声の鳴る位置が「それはちょっと後ろすぎる」とトレーナーに注意されたことがあり、なかなか加減が難しいなと思っています。

個人的に、喉に行ってはいけない・前に行ってはいけないという意識が強くて、頭の後ろ側で鳴らせば問題ないのではないかと考えていましたが、後ろなら良いというわけではないということに気をつけています。

 

奥歯で反発させるように発声

 奥歯でスーパーボールを噛んでいるイメージ

奥歯で硬めのゴムでできたスーパーボールを噛んでいるようにイメージして、奥歯を上下に開きます。

このときに、イ母音とア母音で「イ ヤイ ヤイ ヤイ ヤイヤーーー」と発声します。

「イ」で上下の奥歯でスーパーボールを噛み、「ヤ(またはア)」でスーパーボールの反発する力で「ヤ」と発声しながら上下の奥歯が開いて離れる感覚を練習します。

このとき大切なことは、イメージの解像度を上げることです。本当にスーパーボールを噛んでいると思ってやることが重要です。

顔が横に伸びて広がるイメージ

上記と同じように、発声は変えずにイ母音とア母音で「イ ヤイ ヤイ ヤイ ヤイヤーーー」と発声しますが、今度は奥歯の位置で「イ」と発生したあと、「ヤ(またはア)」で顔が両横にビヨーンと伸びたイメージをします。

「イ」でもとの顔に戻って、「ヤ」で顔が横に伸びるイメージで繰り返します。

この練習は、小さく音をつかまえて、だんだん大きく広げていく感覚を養うことにも良い練習となります。

この顔が横に伸びるイメージも、解像度を高くして本当に顔が横に伸びていると想像することが大事です。

鼻濁音の「んがーーーーーー」も、「ん」で小さく音を捕まえて、「が」で拡大させていくので、同じ効果があります。

 

まとめ
  • 声は奥歯の位置で鳴らす
  • 「イヤイヤイヤ」の発声練習で、反発や反動で「声が出ちゃう」ことを体感する